運営推進会議を有意義なものに

地域密着型デイサービスに開催が義務付けられた運営推進会議については、まだ理解ができていない管理者も多いです。
まず、運営推進会議の目的や報告すべき内容、構成メンバーなどについて把握することが大事になります。
開催の目的は事業所側が活動状況を報告し、委員からさまざまな意見や要望を聞いて事業運営に反映させることで、地域に開かれた事業所運営やサービスレベル向上を図ることにあります。
報告すべき事柄は利用者数や平均年齢、平均介護度、日常のサービス提供状況や地域連携の取り組みなどさまざまです。
開催の頻度はおおむね6か月に1回ですが、より有意義なものにするためには初回の会議で定期開催の日程や年間予定を決めておきます。
一概には言えないものの、行政や専門職が参加しやすいのは平日の昼間、家族や住民の代表者が参加しやすいのは土日の昼間です。
そこで運営推進委員会を家族会のような家族との協働会と考えるのでなく、ケアやサービス向上、住民と協働の町づくりを目的とした場とするために、さまざまな職種のメンバーが広く参加できる平日の昼間開催にしているとことも多いです。
また、適切なメンバーを集めることができれば、監視委員会ではなくアドバイザーチームとして機能させることもできます。
デイサービスの事業内容を理解し、協力してくれそうなメンバーを集める必要があり、利用者や家族は介護サービスに理解の深い人、役所関係者はデイサービスに理解の深い人、できれば近隣の委員や歯科医院、看護師、介護に理解のある自治会役員などに参加を要請します。